月別アーカイブ: 2021年1月

春恋う雨夜

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 こんばんは。こちらは只今1月23日の夜9時半を過ぎたところです。歳時記では20日が「大寒」、暦の上で1年のうち最も寒いとされる2週間を迎えています。暦をまとめた人達は偉大ですね。
 外は弱い雨が降っていて、路面の雨水をタイヤが静かにはね上げていく音が聞こえてきます。凍結を懸念していつも以上に慎重に運転しているドライバーが多いのでしょう。皆さんが無事に目的地に着けますように。

 さて今週は、アメリカでバイデン大統領就任式が行われましたね。オバマ政権時代に台湾より向こうの南西の海の方でいろいろあったときに副大統領の職に在ったかたですよね…。個人的な印象はマイナスからのスタートではありますが、アメリカと日本が世界の平和な未来に向かってともに歩んでいけるなら、どなたであれ応援しようじゃないかとは思います。両国の関係がよりよきものとなりますよう祈っております。
 ちなみに台湾の向こうの南西の海の方でいろいろあったころ、私は311後の鬱の真っただ中に居りまして。「311のことを忘れて隠遁したい………」と思い詰めていました。自分のように防御力も体力も低い人間は有事に際して足手まといになりかねないという厳しい現実は311で分かったつもりでいたのですが、変わり果ててしまった故郷や失われたものへの思いと向き合い続ける日々が辛くてたまらなかったころだったので、ね。南西の海についてのアメリカの対応を伝えるニュースは、「生まれついたならともかく、台風も多い離島への移住は防御力も体力も低い自分には選択できない」と改めて思い至るきっかけとなり、この地にとどまっている現在へと繋がってくるわけです。とても個人的な小さな小さな逆恨み。時機がきたのかもしれませんね、そろそろ洗い流してしまいましょうか。
 もうひとつちなみに、私は今もトランプ大統領とメラニア夫人のファンです!1番印象に残っているのは、今更マスクを着けようとは言えなくなってしまったらしいトランプ大統領に代わり、メラニア夫人がマスク姿の写真をSNSにアップしたエピソード。夫を否定する言葉を使わない形でいま必要なこと―マスクを着けましょう―とメッセージを送った、無言にして雄弁という圧巻の一手でした。その奥ゆかしさと聡明さに感じ入ったのは私だけではなかったでしょう。本当に素敵な女性だと思います。これからもご家族そろってお元気であってほしいです。
 とにもかくにも。BLMで不安を覚えてから、だから・・・8ヶ月くらいになる?長かったけど、アメリカが内戦にならなくて本当に良かったー!やっとぐっすり眠れそう…。自分が住んでいるわけではないけれど、民主主義のお手本だと思っていた国が残念なことになるのは見たくなかったのです。勝手な願い。世界の他の国や地域でも気懸かりなところはあるのだけど、それぞれ乗り越える方向へ少しずつでも進んでいけますように。

 おっと、日付が変わってしまった。睡眠は大事とここで何度も書いているのに、筆が遅くてつい夜更かしになってしまう。…筆が遅いというのはもちろん比喩で、筆で手書き入力なんて雅なことはしていませんよ。体から魂がはみ出しているもので、人々が寝静まって気配が遠ざかった夜に考え事をするのが好きなだけです。今日のところは体の声を聞いてそろそろ休まなくては。
 皆さんも免疫力維持のために心身を労わってお過ごしくださいね。
 それではまた、いつかの日に。

2021年初春に

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 明けましておめでとうございます。
 2021年が始まりました。皆様が良い形で新年をスタートできていたらとても嬉しいです。

 コロナの感染拡大や寒波の襲来など心配な状況が続いていますが、自分達にできることを怠らずに積み重ねていきましょう。それは小さくて意味のないことに見えるかもしれないけれど、日頃の地道な積み重ねが大難を小難のうちに防いでくれたりしますからね。
 何のために?…私の場合は自分が生き残るために、です。
 生き残るのは何のため?…「大切な誰かが無事でいる安寧である」と日々更新するために、かな。或いは大切な誰かを守るため、幸せにするために。
 そのためには強く賢く健やかである方が条件が良い。それゆえ人は日頃から小さな努力を重ねるのです。誰かと競う必要はありません、成長ぶりを比べるのなら過去の自分とにしましょう。私のように人生折り返し地点を過ぎた方は、成長よりも維持、それとどれだけブレーキングが巧くできるようになったかに目を向けると幸せに進める気がしますよ。

 私達がコロナの病禍を認識してからおおよそ1年になります。2020年だけで鎮まってほしいと、どれほど多くの人が願ったことか。医療をはじめ関連する多くの仕事に携わる方々に心からの感謝を、そして安全とご健康をお祈りしています。それからこの状況下、社会が機能し続けるよう働き続けている皆様にも感謝を。家族や自分の健康維持に尽力する私達にも労いを。…あと!そうだった、不安を抱えながらいろいろなことを我慢している子ども達、本当にありがとう。この状況を経験した世代が大人になったときどんな未来を選択していくのか想像すると、自然と明るくあたたかな気持ちになります。この感じは、未来が光に満ちているというお知らせ。よく学びしっかりと休み、時には誰かと共に心を震わせて、伸びやかに自分を育んでください。
 今年こそはコロナの決着を見られますように。