こんばんは。エアコンとサーキュレーターの音に混ざって遠く虫の声が聞こえてくる、そんな時節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。その年の気候にもよるのですが、8月の虫の声は「昼間は暑くて参ったわ~・・・」という感じで夜の暗がりから静かな響きを届けてくれるのでほっとします。真夜中近くなると虫も眠るのか、聞こえてくる声の数が少なくなる辺りも何ともかわいい。涼しくなるにつれて俄然元気に鳴き競って賑やかになっていくのもまた季節の移ろいが感じられて、面白いものです。
「8月に思う」を投稿して3年。読み返すたびにもっと違う言葉でちゃんと伝えることができていたら…と後悔することばかり増えていきます。何者でもない自分にはそれは当たり前の結果で、気に病んでも仕方ないのだけど。
人間の魂と身体と精神については遠からず解明が進んでいくだろうと思います。哲学的神学的なアプローチをされることが多いけど、この命題はおそらく科学の目線で語ったほうが齟齬が少ない、そういうものなのではと推測しています(そのために私もその手の話をするときにわざと、PCに例えたりリユースやパッキングのようにカタカナの単語を選ぶことで方向修正を図ったりと、微力を尽くしています)。生命がどんなものか理解が進めば、人と神や宗教との関係性も少しずつ変容し結果として、宗教としてより正しいものやより健やかなものが残っていくでしょう。そうなれば一時的に弱っているものは安心して自分を養生し、弱きものもゆっくり自分を育てていける。そういう世界を作れる段階に差し掛かっているのだと感じます。
渦中の今は揃いも揃って皆が大変だけど、もうしばらく頑張ってみようか。大丈夫、人間はこの先へ進めるよ。
月別アーカイブ: 2022年8月
御霊(みたま)の道
お盆が過ぎて行きます。大雨の影響でお墓参りができなかったと気に病む方々もいらっしゃるかと思いますが、大丈夫ですよ、ご先祖様は承知していますから。今日の投稿はこういう話(魂などの SFすこし不思議 な話題)に終始するので、苦手な方は時間を大切になさってください。
今年は個人的に、パタパタととても賑やかなお盆でした。私、お盆やお彼岸がずっと苦手だったのですよ。いろいろな訪れがあって、不用意にしていると怪我をしたり頭痛や様々な不調をもらって寝込んでしまったりとなるので、すごく緊張して臨戦状態で乗り切らないといけない期間なのです。
それが父が亡くなった後のお彼岸からぴたりと止みまして。「先祖の守りってこういうことなのか…!」と感動すると同時にとても感謝していました。ところが今年の春の彼岸から再び、そろそろと霊障が忍び寄ってくる気配が…。「これは、、」と予想していたら父は無事に生まれ変わっていたようで、なんとこのお盆に夢に訪れてくれたのです。もう生前とは変わって年若い青年の姿をしていて、父の魂はそういう姿だったのだなあ、と親戚のおばさんのような感想を抱いてしまいました。いつ、何処の誰に生まれ変わったか、には関心を寄せないのがルール。どうか幸せに、健やかに、生きていけますようにと願いをかけて見送りました。
生まれ変わった御霊は、大抵は生前の記憶を洗い流して覚えていないものです。PCのリユースみたいにまっさらにして、1人分の量にパッキングし直して、新しい人生に送り出されますから。かつて私の父だった魂もきっと自分が誰に挨拶したのかわからなかったと思います。今回の訪れはイレギュラー、父のためでも私のためでもなく、私のもとに身(?)を寄せる魂のかけら達のために用意されたもののようでした。幼くして最も信頼したい人達によって加害され続けた子ども達が、短い人生の終わり近くに、それでも人を信じ続けるために自らパージした魂の一部分。幼い彼らの魂の叫び、それに近い感情を知っている私は止まり木としてちょうど良かったのでしょう。ただ私はもう生まれ変わることはないため、私が生きているうちにこの子達が生まれ変わりを志して旅立てるよう学びの機会が与えられた、という理解で大体合っていると思われます。
人は怖い、と魂に強く刻み付けた状態で切り離されたかけらの子達。私の魂に接ぎ木するようにくっついている間は、TVを見て疑似体験をするのと似た感じで私とともに彼らの魂も少しずつ変化していくようですね。そういうわけで預かってからの日々は、この子達が人間や世界を怖がらなくなる日が来ますように、と思いながら暮らしているのですが。
中に1人、まだ優しかった頃のお母さんとの記憶らしきものを持っている子がいまして。少し前からその思い出を核にして「次の人生に向かう気持ち」を育てられないかな、と自分から頑張り始めたのですよ。強張っていた他の子達の魂のかけらも、その子の思いを一緒に育てて「みんな一緒なら…!」という方へ和らいできているようです。 成仏 という言葉も知らないうちに儚くなった子もいるだろうに…。子どもってすごいですね、あっという間に伸びていける。もう一度、と一歩を踏み出せるのね。私のほうこそ学ばせてもらってありがたいなと、改めて感じたお盆の日々でした。
安らぎと導きがすべての命に等しく恵まれますように。
2022.08.18 子ども達についての前回の投稿はこちら → 春に夢見る
2022.12.23 子ども達についての続きの投稿はこちら → 備える冬の日々
2022年8月11日北海道宗谷地方で地震
2022年8月11日未明から、北海道宗谷地方で最大震度5弱、5強を観測する地震が相次ぎました。その後も余震が続いています。
不安な中で夜明けを迎えられたと思います。天気予報を確認すると、こちらの地域はこの後明日12日と16日頃にややまとまった雨が降りそうです。片付けが気になるところでしょうが、まずは点検です。地震の後ですから十分安全に配慮したうえで、家の歪み、例えば天井裏に見覚えのない自然光の射し込みはないか、といったことを確認してみてください。そしてこの後の雨を自宅でやり過ごせるかどうかを早めに判断して、対応できない危険が少しでも予想されたら明るくて安全に移動できるうちに避難所へ。更なる余震を雨漏りする家で迎えることになったら体力も気力も削がれてしまいますから、安全の確保を優先しましょう。北海道の災害時は広範囲に及ぶという地理的条件がかなり重そうなので、早めの行動がきっと大事です。
青森秋田でもこの数日の大雨でかなりの被害が発生しています。宗谷地方にこれから降る雨はこの数日の東北の雨ほどの降水量が見込まれているわけではありませんが、地震で地盤が緩み道路も崩壊したりしていますので、こういう時は安全が第一です。災害が鎮まりますように。どうぞ、皆様お気を付けて。