月別アーカイブ: 2022年8月

黄昏時の空気の色は・・・

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 はちみつ色で、きれいだよね。哀しいくらいに。
 ・・・・・日本、終わってた。
 政府がおかしなことしていても、国民は合法的に止める術を持たされていない。止めたければ反政府主義の犯罪者になるしかない。だから泣き寝入りする。気づかないふりをする。閉じ籠もる。考えることを止め感じることさえ捨て去っていく。自分のため家族のため友達や大切な誰かや故郷のため。闘わないことが、残されたたったひとつの自分たちを守る術と信じて。
 旧統一教会は「日本はサタンの国。だから日本の富と女性はすべて韓国に差し出さなければならない」と言う。過去の戦争の償いなのだと言う。ならば韓国と日本の国家間で話し合われ行われてきた謝罪と賠償は何なのだ? 宗教を名乗る一団体が勝手に日本の国に咎を押し付け、日本の弱き者をターゲットに好き放題。政府は何故…と訝しく感じていたら、「自民党と旧統一教会は日本のあるべき姿についてともに考えてずっとやってきた、これからもそのつもりだ」とおかしなことを言われる。さすがに否定するだろうと思うでしょ? ところが日本で同日行われた首相の会見では質問さえ封じていた。乗っ取り完了ですか、ウツクシイクニですね・・・。
 
 今日(いえ、日付が変わったので昨日の)会見で、旧統一教会が主張していたこと嘘をついたこと触れずに隠そうとしたこと。
 お騒がせしたことを謝罪する、と切り出された会見の始まり。表情を読まれまいとする抵抗、不安、不本意、不満、虚勢と不遜、…。良い経験を積ませていただきました。さて。
 「名称変更に際し文科省は非常に対応が悪かった」「正体を隠そうとしたとは言いがかりである」。旧統一教会が過去に日本国内で国民に対して行ったことを鑑みて、文部科学省担当課が法の下、妥当に対応したことを恨まれる覚えはありません。それに旧統一教会が名称を改めていたことを今回の騒ぎで知ったという国民は結構いるようですが…。マスコミは改称された当時ほとんど取り上げませんでした。国会議員の中にも「改称を知らなかった。」と言っている方もいらっしゃいましたし、祝電や挨拶、選挙協力等に関して「(名義も別であり)旧統一教会と関連のある団体・個人とは知らなかった。」という声が上がっていました。本当か噓かはわかりませんが、これで言いがかりとはずいぶんと乱暴な物言いではありませんか?
 「トラブルは激減している」。前回の会見で「ゼロ」と主張して噓がバレたので直してきたようですが、1998年から2022年で裁判が「78件→5件」になったのを「約1/20に!」って・・・まさか長い自己主張の中に交えた笑いのポイントのつもり? 大雑把すぎる割り算といまだに5件もあることに「!」ですよ。隙あらばこういう印象操作をするから…。5件+αの部分はほどなく情報が出てくるでしょう。献金、経歴詐称韓国人男性と日本人女性との婚姻、連れ去り、・・・。連れ去りについては「被害者だ」とまで主張されていましたが、日本国内の2世3世信者の告発を全てヤラセだとおっしゃるつもりでしょうか。  信者が救いを求める声を教団自ら否定するのだから、いずれ信者の真実の声に討たれることになるでしょう。  …宗教者には無用の助言でしたね失礼いたしました。
 「日本法人ではわかりません」。ご自分達が声高に主張したいことはフリップまで用意してきたのに、絶対質問されそうな献金額についてはこの塩対応。とにかく短く、できるだけ触らずに。献金について疑念を持たれていることを教団関係者の口の端にも上らせたくない、というのが透けて見えるご回答、ありがとうございました。
 「政治に強くかかわってきたことは事実」。自民党の怠慢、と昨日までなら思ったでしょう。フランスがオウム真理教事件をきっかけに反セクト法を制定したのに、当の日本は何してたの、と。日本は自民党が元々カルト(それも他国の)と深い仲だったうえに、オウムの事件後は創価学会の公明党と連立政権を組みました。支持者ではない国民は非難しましたが、数で負けたのでした。…本当に負けていたのかな?負けていたのだろうな。
 「日本のあるべき姿に向かって常に考えながら今日まで方向を共に歩んできました」「より良き国づくりのために手を合わせてきた」。・・・・・日本の国がどうあるべきか考えてくださる他の異国の方々は、日本の国民を己が所有物のように見做すことをしません。旧統一教会の皆さんのように日本国民を押し退けたり犯罪行為を働いたりはなさいません。「『共産主義と対峙』という言葉を言えば正義は我等にあり」と奢る空気が仮面の縁から溢れ出ていましたが、ソ連は前世紀に終わったのです。自分達のアイデンティティのために、現存の共産主義国をその実像に拠らず悪と位置付けているのではありませんか? そういう姿勢がむしろ世界に不協和音をもたらしているのでは、と顧みたことくらいあるのでしょうに、なんだって暴走して日本の与党に泥をかけているの? この点は、自民党も自ら招き寄せている禍だから本当に笑えない。
 旧統一教会は都合の悪いことは「友好団体が」「個人が」おこなっていることと言いながら、「(自民党に有利になるよう)指導はした」としきりに繰り返していました。まるで、たちの悪い不倫相手みたいだ、と気が付いてしまって自分の想像力で気分が悪い…。
 
 このまま、8割の声を無視して説明せず、公安も動かさず、国葬も強行するつもりかな。それなら憲法改正は諦めてほしいな。政府はこの後、どう収拾をつけるつもりなんだろう…。
 銃撃の後、妙に素早くネットにUPされた動画で横溝正史ミステリー「犬神家の一族」のモチーフが映しこまれていたから、夕方まで「悪趣味なシナリオだが、安倍元首相は大丈夫。」と思っていた。でも安倍さんは亡くなった。あまり好きな政治家と思っていなかった私でも純粋に悲しかった。今、私はとても利己的に「安倍さんが生きていて現れてくれたら…!」と思っている。「彼らをカルトとして規制していく言質を取るためにひと芝居打ったんだよ♪」とイラッとさせてくれたらいいのに、と思っている。そうでもなければこの状況が収まらない気がして。でも、自分達で解決するしかないのだ。
 
 
2022.10.08 最後の段落に誤字を発見したので、(誤)「収集」から(正)「収拾」に訂正しました。
 

2022年8月3~4日の大雨

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 昨日、NHKの報道が検索に上がってこないと書きました。そういえば…という何気ない疑問だったのですが気づいてしまったら俄然気になって、改めて検索してみた話。
 いつも見ているサイトのニュースのページで「統一教会」で検索、、何故か出てこないのですね。いくらなんでもおかしいな、と思って、「NHK 統一教会」でブラウザで検索するとやっと候補にNHKのサイトが出てきました。私のPC環境のせいなのかな、履歴の影響で勝手に情報の取捨選択をされないよう設定しているはずなのに。釈然としないけど、NHKがどう報道しているか知りたいときは、うちの場合NHKのサイトに読みに行けばいいということのようです。お騒がせしました。今、疑心暗鬼に陥りやすくなっているから、疑問に思ったことは確認しておかないとね。
 
 さて、北陸から東北地方の広い範囲で、今年も深刻な被害を伴う大雨になってしまいました。避難されている方々、避難できなくなっている方々、それぞれにとても不安を感じていらっしゃることと思います。少しでも早く水が安全な水位まで引いてくれるよう祈るばかりです。どうか体調を崩されませんように。
 空撮映像を見ると、それぞれはちょっとした土砂崩れでも土砂や折れた幹が数ヶ所分、沢筋でひとつになったりするのですね。気象庁や専門家の方々も注意を促しているように、近年の気候はこれまでの積み重ねが通用しないような厳しさです。自然を相手に何ができるのか考えると圧し潰されそうな気分になります。それでも、もしもの時安全に避難できるようなルートを再確認して家族と共有しておくことならできそうです。人間は小さな存在。自然災害に際しては、柳のように逆らわず躱すように付き合っていくしかないのかもしれません。
 目下私が気になる水と言えば東京電力の原発の処理水で、こちらにいろいろ動きがあって注目していて、今回の大雨は不意打ちでした。これからの時期は特に、天気予報の確認、大切ですね。
 皆様が良い時間を重ねていけますように。
 
 

眼を開くとき

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 岸田首相の「それぞれの議員が丁寧な説明を」との意向を受けて、少しずつ発言が出てきています。各位に思うところはあるのですが、触れたくないですねー。でも井上義行議員が午前中マスコミ各社にコメントを送ったことについて、ちょっとだけ。
 何の目的で出されたコメントなのでしょうね?全文を載せた記事を見つけられなかったので、意図を取りにくいのです。そこは置いておきまして、ぞわっとしてしまったのが「(井上議員が)掲げている6つの政策について、教団の賛同を得られたことから『(教団の)賛同会員』と呼ばれている。」という部分です。私の読み間違いか執筆者の誤認かと思って、各社の記事を読み比べたのですが、文言の小さな違いはあっても概ねこのとおりの内容が報道されています。そういえば一連の件についてNHKの報道はずっと見かけない気がしますね。検索に上がってこないので変だなあと思っています。
 話を戻しますと。
「井上義行議員の政策に教団が賛同する →→→ 井上議員は教団の『賛同会員』」
失礼ながら、とても変なことをおっしゃっていますよね。教団や信者が井上議員の後援会賛同会員になったという話ならば矛盾はないのですが(たぶん信者が自民党員になっているでしょうが)、賛同を向けられた側の井上議員が教団に賛同した形にすり替えられています。主語と目的語が入れ替わっている、ということです。

 自覚があり何らかの意図をもってのご発言ならもはや仕方ありませんが、カルトに絡め取られるタイプの人が、こういう自我の弱さを持っているケースが多いというレポートを読んだことがあります(詐欺にも遭いやすいタイプだったような)。真意はどこにあるのでしょう?お一人を例に挙げてしまってごめんなさい、他の方々の様子も関心を持って見ています。おそらく多くの国民がね。
 
 思い出してみると、選挙のたびに「次の選挙では是非とも自民党一党で単独過半数!」と連呼されていましたねぇ。自民トウイッ党、、、自民統一党?まさか違いますよねー、hahaha! 言葉狩りをするつもりはないですが、今後この言葉を好んで使う政治家がいたらまずは疑いの目で見てしまうかも。
 世界の中の日本を意識して難しい舵取りをしてくださっていることには心から感謝しています。ただ…。日本の国と国民に対する個人の憎悪を核とすることを表明している団体が牙を隠して近づいてくる、…そこに私が読み取るのは悪意です。
 これほど長きに亘って多くの国民をいたぶり平和と家庭を壊し、「政治と宗教を一つにする」とまで言って日本の中枢に入り込んできたこれらの団体を取り締まることができない。どのような事情があればこんなおかしなことが罷り通るのでしょうか。
 丁寧な説明をお待ちしています。そして国民は説明の先の対応を望んでいます。
 
 
2022.08.04 「NHKの報道」について確認した話を、次の投稿(blog/128/)で扱いました。