熱海の大雨による土砂崩れの被害を画像で拝見しました。行方不明の方々が見つけてもらえるよう、また捜索に当たる皆様が二次災害に遭わないよう、祈っております。被災された皆様も、穏やかな日常に戻れますように。
また昨日は山陰地方、今日は山陽地方で大雨の被害がありました。梅雨時ですし、日本全国どちらにお住まいでも防災の備えを。怯えて暮らすこともないですが、有事に思考停止しないためには「明日は我が身かもしれない」という心の備えも大切ですね。家族や大事な方々と連絡が取れなくなった時どうするかといった決め事を確認したり、今できること自分たちに必要なこと誰かのためにできそうなことをひとつひとつ整理しておきましょう。
東京都は8月22日まで緊急事態宣言が出されるようです。宣言下のオリンピックですか。東京都埼玉県千葉県神奈川県では無観客の大会とすることも決まりましたね。福島は観客あり、なのですね…。楽しみにしている方たちもいるわけで頭ごなしに反対はしないけど。
開催すると言い張るからには「安心安全な大会」を完遂するに十分な目算、計画、覚悟があるのだろうと半眼で眺めているのだけど、地に足が着いているようにはまったく見えないのですよ。またしても、日本の国のことなどどうとも思っていない人たちに手を引かれるまま隘路に追い込まれたように見えてしまってね…。私の読み違いならいいのですが。オリンピック招致から現在に至るまでの関係者の言動の端々に、我が亡き母と似た傾向が窺えて実に不安。太平洋戦争の検証、もう一度してみれば?って感じです。
WHOが今年の初めぐらいに「2020年春までの見解は間違いでした」と言ってくだされば、日本側も「WHOの情報に基づいて2020年3月にオリンピック1年延期を申請したが、訂正されたので変更する」と言えたかもしれない。日本にとっても世界にとってもそれが無理なところのない流れだったように思います。今となっては仕方ない。仕方ないけど、世の中、私のように世捨て人の隠居ばかりではないからね…。若い人、子どもたち、人生で叶えたいことをまだいっぱい持っている人ほど我慢している状態でしょう?肚にいろいろ抱えさせてしまったと申し訳なく思います。
誰かが頑張っている姿を見せてもらうこともよい体験ではあるけれど、自身の体験に勝るものではないと思うのね。多くの国民が生活を夢を諦めさせられる一方で、五輪だけは通ってしまう。この事実をまもなく有権者になる彼らがどう捉えるのか。これほどの社会状況に揉まれた彼らが大人になる社会がどうなっていくのか、実に興味深いです。願わくばより成熟した社会であれ。
マスコミの皆様の役割も大事ですので、日本の社会が分断されないようにどうぞよろしくお願いしますね。