こんばんは。世界中が大変なことになってしまっているけど、皆様はお元気ですか?
日本の片隅に暮らす私は、少し疲れはあるものの今のところ元気でいます。そうそう、使い捨てマスクの手持ちがとうとう残り2枚になってしまいました。「マスクが販売されていた」という情報は耳にするのだけど、私はもう2ヶ月くらい見ていない。マスクを求めて店を梯子するのも疲れるだけで実りが無さそうですし、ここは見切りをつけてハンカチマスクデビュー、しました!
「何ぞや・・・?」と思われた方は検索してくださいね。手まめな方々が、綺麗な布を選んだり型紙を作って量産したり、いろいろ工夫してマスク不足を克服しているのです。「罹らない、うつさない」ために自分たちで出来ることのひとつ。マスク使用効果を否定する方もいらっしゃいますが、「咳やくしゃみの飛沫で他者に迷惑をかけない」という点では有効だと私は思うので、外出時や宅配便の受け取り時などにマスクをしています。
私は中でも1番簡単な、「ハンカチとヘアゴム2本で作る1針も縫わない簡単マスク」にしました。使用後の消毒・洗浄、乾燥、アイロンがけのことを考えると、自分の能力から見て1枚布の状態に戻して洗えるこの方法が最適。詳細はお調べいただきたいですが、簡単に説明してみますね。ハンカチ1枚とヘアゴム(輪にしたもの)2本を用意して、①ハンカチを縦方向に2回たたむ ②ハンカチを横方向に3つ折りする ③両端の輪になったところにそれぞれヘアゴムを通す。「ヘアゴム・たたんだハンカチ・ヘアゴム」を鎖状にする、と言えば言葉だけでも何とか伝わるでしょうか。あとはヘアゴムを耳にかけて縦横のサイズを微調整するだけ。ハンカチが薄手で不安な時は別布を1枚挟むつもりです。
さて、前の投稿からの1週間。オリンピックパラリンピックの延期が決まったり、日本も含め各国の人の往来がさらに制限されたり、外出の制限されたり、等々。列挙するだけで気が滅入ってしまいそうです。本当に、どうして世界はこんな事態になってしまったのだろう。・・・この言い方は半世紀生きている大人としていささか無責任に過ぎますね。ごめんなさい、私たち大人の力不足です。私はこうして言葉を紡いでほんの少し光を当てたり微かな風を起こしたりしかできないけれど、実効的にこの混乱した世界を何とか収拾するべく頑張ってくれている大人がちゃんと大勢いますから。
気休めですが。こんな状況だからこそ乗り越えた先の未来で素晴らしい世界を作れる、そういう可能性を育てることもできると思うのですよ。夜明け前というのは暗くて寒くて静まり返っていることも多いじゃないですか。「災害続きの日本では皆少し疲れてしまって…」と以前書いたけど、もしかしたら世界中同じように疲れていて。今という時は「世界の皆に心身を休めてほしい」という、そういう時機なのかもしれません。しっかり休んで疲れを取り払って、力を蓄えたら、未来のためにまたいろいろなことを学んで備えたい。
なんてね。そう考えてみることで、心の中の希望の灯が消えないよう調整したりしています。
それでも、こうも先が見えない状況が続くとしんどくて。見返したら、今年に入ってからの投稿8本のうち7本がコロナ。この3ヶ月、私は COVID-19 しか頭に無かったのか…!?
かくなるうえは外部入力に頼るしかない、とばかりに、CDを1枚と本を1冊、それに久しぶりに生花を購入してみました。
CDは昨年の投稿で触れた「故郷は地球」という内容の歌詞が出てくる曲が入ったものです。今聴いても、歌も歌詞も曲も演奏も全部素敵で、力が湧いてきます。
本は昨年日本で発売されて話題になっていた分厚い哲学と宗教の本で、興味深く読み進めているところです。闇の中にいた10代の頃に倫理観や秩序を育ててくれた書物が多く取り上げられているので、変な言い方だけど、家族と再会したような喜びと安らぎを感じています。
生花は、「農林水産省がYoutubeで面白いことをしている」と聞いたので見てみましたら。自粛要請に応えて卒業式などの中止が相次いだために、売れ残ってしまいそうな花達を買ってほしいという、名付けて「花いっぱい運動」が展開されていました。同情を買って売りつけるような内容ではなく、『北風と太陽』の太陽みたいに「視聴してくれた人に購入する気になってもらおう」という姿勢が好ましくて、しかもクスッと笑ってしまいました。国家公務員にも柔軟な人達はいるのですね。ちなみに「花いっぱい運動」という言葉に「ミッドガル、花でいっぱい。財布はお金でいっぱい」を連鎖的に思い出してしまったのは私だけではないはず…。ということで、少しですが参加させてもらいました。生花はやはり香りが違うし、家の中が明るくなったように感じます。
うん。今日もまた、たくさんの人や物に支えられて生きている。そのことをとても有難く思う。工夫して努力して、困難な状況でも周囲を明るく照らしてたくましく生きる人々を尊いと思う。
人間と、私達を抱く大地と、同じ地球に息づく動物や植物他のあらゆる生物と。すべてが近しくて大切。
だから今日も祈るのです。人間の社会の混乱によって波立ってしまった世界に、どうか平穏を。