岸田首相の「それぞれの議員が丁寧な説明を」との意向を受けて、少しずつ発言が出てきています。各位に思うところはあるのですが、触れたくないですねー。でも井上義行議員が午前中マスコミ各社にコメントを送ったことについて、ちょっとだけ。
何の目的で出されたコメントなのでしょうね?全文を載せた記事を見つけられなかったので、意図を取りにくいのです。そこは置いておきまして、ぞわっとしてしまったのが「(井上議員が)掲げている6つの政策について、教団の賛同を得られたことから『(教団の)賛同会員』と呼ばれている。」という部分です。私の読み間違いか執筆者の誤認かと思って、各社の記事を読み比べたのですが、文言の小さな違いはあっても概ねこのとおりの内容が報道されています。そういえば一連の件についてNHKの報道はずっと見かけない気がしますね。検索に上がってこないので変だなあと思っています。
話を戻しますと。
「井上義行議員の政策に教団が賛同する →→→ 井上議員は教団の『賛同会員』」
失礼ながら、とても変なことをおっしゃっていますよね。教団や信者が井上議員の後援会賛同会員になったという話ならば矛盾はないのですが(たぶん信者が自民党員になっているでしょうが)、賛同を向けられた側の井上議員が教団に賛同した形にすり替えられています。主語と目的語が入れ替わっている、ということです。
自覚があり何らかの意図をもってのご発言ならもはや仕方ありませんが、カルトに絡め取られるタイプの人が、こういう自我の弱さを持っているケースが多いというレポートを読んだことがあります(詐欺にも遭いやすいタイプだったような)。真意はどこにあるのでしょう?お一人を例に挙げてしまってごめんなさい、他の方々の様子も関心を持って見ています。おそらく多くの国民がね。
思い出してみると、選挙のたびに「次の選挙では是非とも自民党一党で単独過半数!」と連呼されていましたねぇ。自民トウイッ党、、、自民統一党?まさか違いますよねー、hahaha! 言葉狩りをするつもりはないですが、今後この言葉を好んで使う政治家がいたらまずは疑いの目で見てしまうかも。
世界の中の日本を意識して難しい舵取りをしてくださっていることには心から感謝しています。ただ…。日本の国と国民に対する個人の憎悪を核とすることを表明している団体が牙を隠して近づいてくる、…そこに私が読み取るのは悪意です。
これほど長きに亘って多くの国民をいたぶり平和と家庭を壊し、「政治と宗教を一つにする」とまで言って日本の中枢に入り込んできたこれらの団体を取り締まることができない。どのような事情があればこんなおかしなことが罷り通るのでしょうか。
丁寧な説明をお待ちしています。そして国民は説明の先の対応を望んでいます。
2022.08.04 「NHKの報道」について確認した話を、次の投稿(blog/128/)で扱いました。
「日々の覚書」カテゴリーアーカイブ
風に任せて行き着く先は
こんばんは。昨日から8月、夏、ということで前向きで開放的な明るい言葉で始めたいところなのですが…、まったく思い浮かびません。
まずね、どなたでしたか、国民である私達の方こそ本当に全く意味が分からないのだけど、「気が付いたら、国が政権与党によって乗っ取られようとしている(或いはすでに乗っ取られていた?)」って何事・・・。文章としてすごくオカシイでしょう?あり得ない感じなのに、現実に今、日本はこの通りの奇妙なことになっているの、ホラーだよー。初めてエッシャーを見たときのような気分ですよ。はるか昔、統一教会がワイドショーを賑わせた後ぐらいの時期に連載された、カルトと戦った少女漫画を思い出したくらいには衝撃的でした。このあり得ない文章は、政権与党の前に「カルトに染まった」という言葉を加えることで、成り立ってしまいます。
さて真実は?と空惚けて逃避してしまいたい…しかし、昨日7月31日に岸田首相は「政治家がそれぞれ丁寧に対応するのが大事」とおっしゃいましてね・・・。前回、「元統一教会である複数の団体が現在も日本国内で活動を続けていることについては、いずれ、政府の公式の見解が示されるものと期待します。」と投稿したのだけれど、バッサリ斬りつけられてしまいました。
溜め息を吐いているだけでは何も解決しないね。
「統一教会は反日」とは時々聞きますが、公平に見て、これは間違っているのではないかと考えます。ひとつの国の政治や社会の要職を乗っ取り、そのいくつもの家庭を将来世代も含めて破壊することを是とする。反感のレベルをとっくに超えて、攻撃的です。国家の体制や国民が攻撃されているにもかかわらずその主体たるカルトを規制することもしないなんて、おかしいですよ。日本という国には実は主権は無いんですか?煽っているわけでなく、本当に疑問に感じます。日本に主権はあるのかという疑問は、国会を視聴する折に度々感じてきたことです。それと、カルトと見做して活動を禁じている国も多い元統一教会、その関連組織と政権が癒着しているだなんて国の対外的なイメージが著しく損なわれたりしないのか、という点も疑問です。自分達しか見えていないのかもしれないけど…。
政治家の皆様も本当はお分かりになっていらっしゃるでしょうが、国民にしてみれば説明などもう二の次です。必要なのは「いかなるカルトもこの日本でこれ以上のさばることを許さない、財産も技術も未来も何ひとつ国民から奪うことをさせない」と明言し、実効的な策を打ち出すことです、直ちに。今のままで改憲など到底任せられません。国民も怒っていますからね。正しい対応で味方につけられるかどうかは政治家の皆様次第です。
「北風と太陽」の北風みたいな事ばかり書いてしまいましたが。日本の政治の軌跡のすべてが批判されるべきものだったとは思っていません。でも今のままだと評価されていい功績まで汚されてしまいそうで、複雑な気持ちになります。
日本の未来を、政府が日本人の価値を否定するディストピアにしないでください。
漂流
先程、家族に、この数日で2度目の「日本、大丈夫かな…?」という弱音を吐いてうんざりさせてしまいました。こんばんは・・・。
世界では「日本もついにサル痘感染者1名確認」というニュースくらいしか流れていないかもしれないけれど(…というより小さい扱いであってほしいという願望ですが)、日本社会はこの7月、様々なことが次々と明るみに出て頭を休ませる暇(:いとま)も無いほどです。
恥ずかしい限りですが、私、2006年に統一教会が公安の監視対象から外されていたことと2015年に名称を変更していたこと、複数の関連団体に分裂していたことを、今月知りました。道理で、最近は悪さしている話を聞かなかったわけですよ…。カルトの問題について、「オウム真理教以前」を知っている年代の大半は統一教会の名称に警戒心を忘れないだろうけど、若い世代は危険な宗教団体と言えば過去のオウムくらいしか意識することはないでしょう。そのうえ名称も変えてしまっていたのでは、ひっそりと2世3世が作られ続ける。苦しみが再生産される。こども「家庭」庁の名称と内容の変更は今も本当に怒っているのですよ。厳粛な国会の空気の中で「〇〇こども大臣」と呼びかけることになると語感の珍妙さに皆が噴き出してしまう恐れがあり、解任やら解散やら空転やらの口実を野党に与えないために2文字を加えたのかも、と無理やりに自分を納得させて抑えていたのに。
元統一教会である複数の団体が現在も日本国内で活動を続けていることについては、いずれ、政府の公式の見解が示されるものと期待します。日本はどこへ行くのでしょうね…。
日付が変わってしまった。他のことを書くつもりだったのに、うっかり感情に流されてしまいました。
あ、でも今日ひとつ良いことがありました。ちょうど前回の投稿で触れた知床沖の事故ですが、ロシアとの間でご遺体の引き取りについて進展があり、身元の判明したお二方が日本のご家族の元に帰れることになりました。調整にあたられた両国の皆様、本当にありがとうございます。水の事故だったのでね、とても気にかかっていたのです。
コロナの新株やサル痘や、またしても何やら騒がしくなってまいりましたが、結局個人のレベルで注意できる部分はほぼ変わりないので、慌てず騒がず日々の営みを大切に暮らしていきましょう。それでは、皆様も健やかな眠りを。
2022.08.01 記事のURLを訂正しました。内容の変更はありません。