虫の音を聞きながら

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こんばんは、また日を空けてしまいましたが皆様が良い時間を重ねていらっしゃったら嬉しいです。病後の身体には厳しかった夏も過ぎ去り、ここ数日は朝晩涼しく秋らしい気候になってきました。家族の都合で少し忙しかったのも落ち着いたので、この週末の4連休は心身を労わってゆったり過ごしたいと考えています。

 日本はこの1ヶ月ほどの間に、コロナが再びピークを迎えるかという時期に首相が病気のために辞任という流れがありました。社会が少し混乱してしまうかと心配したのですが、昨日無事に菅新内閣が船出して、ひとまず胸をなでおろしました。世の中は楽観できる状況にありませんが、頑張ってくださいと心からお願いいたします。
 安倍前首相はお疲れ様でした。ゆっくり休んでください、と思ったら国会議員は続けられるそうで…。トランプ米大統領の再選やコロナの終息、拉致被害者の帰還、他にもいろいろ見届けたいことがあるのでしょうね。福島のことでわだかまりは消えていないけれど、評価している部分もあります。
 ひとつは政権を安定させたこと。「長期政権は必ず腐敗するという見本だ」なんて週刊誌の見出しを見かけたりもしますが、それが事実かどうかを私は知りません。ただ、10数年前は改選も無いまま自民党の中だけでコロコロと短期間で総裁が変わり、「外交の相手国に、日本国と交渉するには誰と話せばよいのかと戸惑いや懸念を感じさせてしまわないか」ととても心配していました。だから民主党政権を経て再びの自民党与党体制において安倍政権が長く続いたことを、私は評価します。疑惑がそのままではないかとお怒りの方もいるようだけど、しかるべき職種の方々が正しく対処してくだされば済むことと思っています。
 もうひとつはアメリカとの関係を改善したこと。前大統領の時代の日米関係は率直に言ってあまり気持ちの良いものではありませんでした。トランプ大統領が就任して、安倍首相がお祝いして、それからの日米関係は良好、なのかな。水面下ではいろいろあるのだろうけど、閉塞感は減ったように感じます。安倍前首相とトランプ大統領と両国のスタッフ、全員の功績です。

 長期政権後の新たな政権、というのは日本にとって新しい試みになりますね。日本と世界が未来志向の調和を築いていけるよう願いつつ、長い目で見守っていきたいと思います。
 世界中の荒波も、そろそろ少し収まってくれるといいよね。

2020年台風10号 九州

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 非常に強い台風10号、鹿児島県付近に到達したころにはいくらか勢力が弱まっていましたが、被害は出てしまいましたね。亡くなられた方々が安らかに眠れますようにお祈りいたします。
長かった梅雨の年に台風によって更なる風雨の害を被るのは少し挫けそうになるかもしれないけど、どうか無理のない範囲でがんばってくださいね。

いつものごはん が食べたかった

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 6月末に「次回は食べ物の話を…」と書いておきながら延び延びになっていました。有言「不」実行ではいけませんね。今宵こそは食のカテゴリの話をしましょう。

 台所に復帰して2ヶ月ちょっと。作って食べて作って食べて疲れて休んでまた作って食べて、起きて活動している時間のほとんどを食べることに費やしている気がします。
 怪我ののち初めて台所に戻った時のことは一生忘れないでしょう。チキンピラフを作ろうと調理台の前に立ったのですが、手順がすんなり出てこなくてハッとしたのです。コロナに劣らぬほどの高熱を出したので「もしや脳に損傷が…!?」と一瞬冷やりとしましたが。1ヶ月以上も調理しなかったのは結婚後初めてのこと。その結果、私の脳の中で調理に関する知識や記憶が、PCの長期間アクセスしないファイルのように奥へしまわれてしまった、そんな感じでした。知識や記憶を取り出す回路を再び繋げればいいのだな。この作業をするときはその先のあの作業に気を配るなど、ひとつひとつの手順を思い出しながら調理するのは懐かしくて楽しくて嬉しかった。それと、脳が再び目ざめていく感触がとても新鮮で興味深かったです。
 そういえば怪我について何の説明もしていませんでした。読み返してみたら「お腹の中」の「阿呆な」怪我とだけお伝えしていて、どうでもいいのに微かに気になる微妙な言い方だったかもしれません。読んでくださった方をモヤッとさせてしまっていたらごめんなさい。
 簡単に説明すると、ストレスから普段食べない(食べられない)かなり辛いカレーを食べる >消化器官系が脱水症状を起こすも気付かず >うずくまった状態から勢いよく立ち上がろうとして >グキッと体の中から音が聞こえた!? >腸腰筋が肉離れ >炎症・高熱 という事態だったようです(たぶん)。半世紀も生きてきてこれですよ、阿呆でしょう……。40度越えの高熱は炎症のせいだけではなく自分への「なんじゃこりゃあぁぁ!」もあったと思う…。自分を駄目な人間と感じていて辛いというかた、こんな50歳もいるので安心して肩の力を抜いてね。今のあなたでいい。もしも駄目な自分が客観的に事実でも、なりたい自分に向かって少しずつ歩いていけばいい。寄り道や後戻り、休憩をするのもOKです。

 それで、と突然話題を戻すと、「復帰後どんな料理を食べたか」でしたね。相変わらず本題に辿り着くまで長くてごめんなさいね。ベッドに横たわったまま「台所に立てるかな立ちたいな」と思い始めた頃から、私の頭の中の「作って食べたいものリスト」はどんどん更新されてとても長くなりました。
 チキンピラフに始まって、里芋のそぼろあんかけ、梅にゅうめん、赤魚の煮付、トマトともやしの玉子炒め、豚とりんごの煮込み、ミートソーススパゲティ、薄味の野菜の煮物、鶏と野菜のスープ、肉じゃが、スパゲティナポリタン、モ・モ・モッツァレラ、イカとピーマンのバター炒め、味噌汁いろいろ、etc. 
 あれもこれも懐かしい食べたい作りたい!食欲に手を引かれるように復活して、四肢も体幹もすっかり鈍ってしまった身体でリストをひとつずつ消化しています。現在形です。食いしん坊の私のリストは本当に長くて、まだ終わらない。水害もあったし今年の梅雨は長く厳しかったので、食材の流通が例年と違っていますしね。流通と言えば、西瓜(の白いところ)の味噌汁がそろそろ季節だなあ。味噌汁はいつもは白系だけど、具が西瓜の時は嗅覚の導きで赤味噌を少し加えます。西瓜だけで勝負するのもいいし、大葉の千切りやとうふを合わせるのもいい。味や触感は冬瓜とほぼ同じで、赤みが少し残るように取ると目に楽しく自然な甘みがほんのり感じられるのも嬉しい。…夜中なのにお腹が
空いてしまったのでこの辺りで。

 日本の夏も本番を迎えました。毎年の熱中症に加えてコロナの感染拡大も気になるところ。身体の声を聞く、すなわち今の身体に必要なものが解るようになるためには、五感の働きが適切であることが大切です。運動や食事で五感を鋭くして、体を健やかに保ちたいものです。