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静かな夜にもの思う

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 長文を打てる体調ではないので言葉足らずになるかもしれませんが…。
 みんな、生きてね。
 若い人達が命を絶ってしまう。どんな事情があったかわからないから死を選んだことを頭ごなしに罪と断ずることはしないけれど、悲しいです。
 嵐の中にいる間って本当に言葉にするのが難しいくらい辛かったりするけれど。苦しく辛い人生の逢魔が時をどうにか越えて振り返った時に、初めて気付くこともあるものですよ。だからそこまで、生きてみてください。

 ずーっとコロナ禍に晒されていることも影響しているのでしょうね。
 うまく言えないのですが、「今」は特別な時代だと思うのです。様々なことが成熟したり行き詰まったり、いろいろな事や物(国とか社会とか価値観や考え方とかいろいろなもの)の変革の時が重なってしまった感じなのね。ひとつずつ順番に変わっていければ、少しは楽だったのかしらね。まあとにかく、いろいろ重なってしまったためにすごく世界が軋んでいる。それで、今を生きる私達、人間だけでなく全ての生命は世界の軋みの影響を受けてしまうことをおそらく避けられないのね。幼虫が蛹になって蝶になる過程みたいなもの、と言えば伝わりやすいかなあ?何にしても、えらいこっちゃ。
 でもね、この時代に生まれ合わせた魂は総て、ここを乗り切る可能性を持っています。逆かな?ここを乗り切る可能性を持っている魂が、選ばれて、この時代に居合わせることになった。変革を果たし得る生命として選ばれて存在しているのです。神と呼ばれるもの、私が自然の摂理と呼ぶものに。
 だから、無理にとは言わないけれど、この世界の行く末を、みんなで一緒に見守ってみませんか?私はもうだいぶ歳なので、勝手なお願いになるけど、その先を誰かに見届けてほしいです。できるだけ多くの人達に。そしてそれぞれの目線で、言葉で、「今、世界はこんな風だよ!」って教えてほしい。必ず聴き届けるから。

 抽象的な話は伝わりにくいですよね、ごめんなさい。長く生きてきたのに、こんな時どんな言葉を選んだらいいのかわからなくて本当に情けない…。
 具体的にこうしましょうこうしたらいいですよ、というのは普遍性を持たせることが難しくて。例えば私はしんどい時のために時短ワザを聞き集めたものや「笑える泣ける夢中になれる癒されるくだらない」本や映像その他のストックや、どうしようもない時のための「低コストでスペシャル」なおかずやおやつを1つ以上キープするとかルールがあるけれど、それを紹介したとしても他の人には無意味なことかもしれないですから。
 乗り越える力の鍵は、自分について内側から外側からどれだけ理解できているか、という辺りにあるような気がします。でもね、自分についてなんて、考えても何を試しても、若いうちはそうそう見えてこないものですよ。自分の形といえるものが定まるまでは、「答えがまだ存在しない」わけですからね。然るべき時が来るまではわからない。そういう風に出来ているんです。「四十にして不惑」と言いますが、私などは45歳ぐらいまで闇の中を出たり入ったりが半々ぐらいでした。「自分に出来ること」「今は無理だが未来では出来るかもしれないこと」「自分ひとりでは出来ないこと」「この先も無理なこと」の見きわめが付けられなくてね。その辺りの整理が着いてからはシンプルに考えることを覚えたのか、生きるのが少し楽になりました。
 こんなのんびり屋もおりますので、悩める皆様方はひとまず「私はまだまだ若いのだなー」と割り切ってしまいましょう。モラトリアムを充実した日々にするべくもがいているうちに、きっとあなたの形も決まっていきますよ。人に迷惑をかけない方法で、という社会のルールは守ってね。

 …なんのアドバイスにもなっていないかな。どうか心の中にいつも、自分のためだけの温かく静かな場所を持ち続けてくださいね。悩みながら頑張って生きている人達が解決の、せめて休憩の、糸口を見つけられたらと祈っています。
 旅を終えた魂達に安らかな眠りが訪れますように。

2020.09.28 不要な文字の消し忘れを発見したので訂正しました。

エゴ

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 命が多く旅立って、世の中に悲しみや怒りが満ちている。触れた私のうちにも思いや考えが溢れる。こういう時はよく、夫に思考の整理の助力を願いたいと思ってしまうのだけど、仕事についている身には荷が重いらしい。無理もないことだ。

 水害や病や事故や、様々な理由で命は終わりを迎える。唐突でどんなに理不尽に感じられても、多くの死は摂理のうちにある。けれど、世界の歪みが大きくなると秩序が狂う。番狂わせで、まだ生きられたはずの命が消える。
7月の初め、片手で数えられる年齢の幼い命が放置され終わりを迎えた事件が報道された。まだ3歳だったという女の子がどうしようもなく憐れで。ニュースで見聞きしただけだが、加害者である母の言動は私の母とよく似ていて心がざわついた。自分の闇に呑まれた人。
 そもそもの話をするなら、子育てを戦いにしないことが大事。子どもを育てていて、大変でどうしようもなくて、それでも向こう側に行かないと頑張っている人だっている。自分との戦いになってしまったときに、負けずに頑張り続ける人と負けてしまった人を別けるものは何だろう。
 加害者である母自身も親の愛を受けずに育った、と機能不全家庭の連鎖を指摘する記事なども読んだ。だけど。「それが何?」って思う。どんな家庭で育ったにせよ、我が子を放置して殺した罪、我が子の未来を奪って自分の楽しみを選んだ罪は変わらない。一生をかけてでも理解してほしい。機能不全の親の元に生まれついた子どもだったけど立派に親をやっている人は、この事件、一際辛かっただろう。

 愛を求める間、人は苦しみ続ける。愛されたと感じた時の喜びが、そうではない時間を一層暗くするからだ。今回の事件の加害者はここで罠に嵌まってしまったのかなと思う。
 そうではない時間を喜びに変えるには、愛されるより自ら愛することだ。男女の間でも親子の間でも友人の間でもそれは同じ。愛する側に回った時、実感が薄れてきた心許ない時間を自ら満たす幸せを知る。そして程無く己の身勝手さも知ることになる。一見純粋に思える「愛を与えたら喜んでほしい」という素直な気持ちは、感謝されたいという欲かもしれないと。気持ちのやさしい人の中には、ここで愛を諦めてしまう人もいる。去ることこそ自分が示せる最後の愛、そういう選択も人生の道のひとつだろう。理解や共感を得られないかもしれないこの選択をできる人を私は肯定したい。奪うことと与えることの間で自分と戦い続ける人もいる。そういう人達はいつかその先に辿り着けることを祈る。
 その先とは、「身勝手にも感謝を奪い取りたいという醜悪な欲を抱えているかもしれない自分」を否定しない地点。自分とは人間とは一歩間違えば化け物になってしまうかもしれない危うい存在なのだ。相手と自分を危うい存在であると認め許したうえで、それでもやはり愛するという地点まで辿り着いた人の心は長い年月を経た樹木の内部のように穏やかだろう。
 化け物にならずに誰かを愛するには、相手ではなく自分の思考をコントロールするのが私の知る堅実な道のひとつだ。小難しく語っているけど実際は難しくない。例えば「笑顔を見せてほしい」と働きかけるときは「笑顔になってくれたらラッキー」ぐらいに願望を緩くしたり、笑顔が見れなかった場合に理由、相手の状況や自分の力量などを見直したり、というようなことだ。
 化け物にならないように自分を律する力は疲労、病気や怪我、加齢などで弱まってしまう。災害に遭って気持ちや生活が不安になることも自律の力を弱める原因と成り得る。だから瀬戸際に至るずっと前、何でもないうちに、思考や行動パターンに余白を組み込む癖をつけておくことはとても有効だと思う。余裕があれば相手の余白を守るという配慮も愛の形のひとつ。
 あと大事なこと。はめ込みや強制であなたの余白を壊そうとする人がいたら、兎にも角にも一旦その場から避難してね。相手が親でも迷わずに。余白を効かせた上手な逃れ方(のカモフラージュ)を、何でもないうちに考えておくといいかもしれないね。誤解だった時にはその余白を使って戻ればいいのだ。誤解ではなかったときは……。

 愛とか、日頃は口にしないけど。
 世界の歪みが大きくなっているようなので、ひとりひとりが自分の形と向き合ってみる時かもと感じたので言葉を連ねてみた。自分は思考型なのでそうしたが、フィーリングで掴める人の方が乗り越える力は高そうだ。
 きっとまた、朝起きて投稿したことを後悔して、恥ずかしさに転げ回るんだわ…。

九州地方および各地 2020年7月上旬

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7月最初の週末から続いた豪雨で、九州地方熊本県を始め、日本各地に洪水などの大規模で深刻な被害が起きました。
災害により命を落とされた方のご冥福を心よりお祈りいたします。
被災された皆様が心安らぐ日々の暮らしを取り戻せますよう心よりお祈りいたします。

梅雨の後半は強く激しい雨が常ですが、この数年は様子が違っています。地球は気候が激しい時代に移りつつあるのかもしれませんね。どうか天気予報を見るときはこれまでより少し期間を長め地域を広めに目を向けてみてください。